衆議院事務局職員
衆議院事務局とは、議院事務局法に基づいて衆議院に付属として備えられた、衆議院を補佐するための機関で、衆議院の事務を執行するための役割を果たします。
その機関で、衆議院の議院活動を補佐する資格を持った者が衆議院事務局職員で、特別職の国家公務員に分
類されます。
最近では、選挙のときに与党・野党を問わず、宣伝活動が盛んに行なわれていますが、そのための職員が必要となり、衆議院事務局職員の需要はますます高まっています。
衆議院事務局職員の具体的は職務内容としては、衆議院本会議や各委員会などにおける議長や委員長の補佐及び事務作業、法律や政策方案など各種議案の審議及び国政調査、また議事手続に関する事務や会議資料作成などが主な業務となりますが、その他にも議員による依頼調査、事務局内での庶務管理事務、本会議や委員会での議事速記及び会議録の編集、議長の指示の下に行なわれる議院内部の警察、そして資金運営など様々な業務を手がけています。
このように、衆議院全般にわたった全ての面において幅広く関わりを持っているため、それだけ衆議院を効率的に運営していく能力が求められます。
しかしそれだけに、試験の合格率は1,2%という資格の中でも最難関の資格であるといえます。
衆議院事務局職員の採用試験にはT種、U種、V種の3つがあり、T種とU種は大学卒業程度、V種は高校卒業程度の学力が必要となります。
受験資格は、T種とU種が満21歳以上26歳未満、V種は満17歳以上21歳未満の者となっています。
学歴は特に問われないので、この年齢に当てはまる人なら誰でも受けられます。
それでも試験は難関を極めますので、講座の受講なくしては合格はほとんど望めないものと思われます。
しかし実際に開講している通信講座やセミナーはあまり多くないため、周りに衆議院事務局職員の資格を持っている人がいたら、その人に聞いてみるか、また周囲に資格を持っている人がいない場合には、試験を主催している団体のほうに直接問い合わせてみるのもいいかもしれません。
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