ITパスポート

ITパスポート

 

 ITパスポートは情報処理技術者試験の試験区分の中の一つで、経済産業省によって認定された国家資格です。

 

以前は初級システムアドミニストレータ(初級シスアド)と呼ばれていましたが、平成21年度から初級シスアドの試験はなくなり、新たにITパスポートの資格が新設されました。
資格試験は情報処理技術者試験のレベル1に相当し、最も易しい入門的な試験区分として位置づけられています。

 

ITパスポートはパソコン活用の知識を業務に活かしながら、効率化させるなどしてシステム管理者としての能力を認定する国家資格です。

 

昨今企業においても、部門内でコンピュータシステムを利用して現場で実際に業務を行なうエンドユーザが、自らシステムの構築や運用・管理に積極的に携わることができるようにするための努力を傾けており、そのような企業側の要望にこたえて、これからも需要は更に高まっていくものと思われます。

 

ITパスポートの資格を持っていれば、将来システムの監査業務を任せて貰えるなど、会社によっては優遇されることもあり、また転職の際にも有利に働くことがありますので、IT部門での就職を目指している方にとっては、ぜひ取っておきたい資格であるといえます。

 

ITパスポートの資格試験は、社会人が身に付けておくべき基礎的な情報技術に関する知識を持ち、情報技術に携わる業務に就くか、担当業務に対して情報技術を活用していこうとする者を対象としています。

 

試験は1年に2回、4月と10月の第3日曜日に行なわれます。
平成21年の4月に初めて試験が行なわれたときの合格率は72%、引き続いてその年の10月は50%と、他の専門職に比べると断然合格率は高くなっています。

 

合格率は高いといっても100%ではありませんので、確実に資格を取りたいと考えている方には、講座の受講がお勧めです。2,3ヶ月間ぐらい集中して勉強すれば合格は間違いないと思われますので、短期間で実力を養えるセミナーに参加するのが最も良いのではないかと思います。

 

また他にも、通信講座やセミナーが多数存在しますので、選択の幅も広がり、受講料も他の専門職の講座に比べたら格段と安くなっています。

 

スポンサード リンク

ITパスポート関連エントリー

システム監査技術者
システム監査技術者はコンピューターの情報処理システムが、企業の経営に正しく貢献しているかを判断する監査能力を持った者に認定される資格です。
ネットワークスペシャリスト
ネットワークスペシャリストの主な業務内容は、コンピューターネットワークシステムにおける個別の情報システム開発プロジェクトの企画、開発、設計、そして情報システム基盤における構築、運用などになります。
エンベデッドシステムスペシャリスト
エンベデッドシステムスペシャリストとは、もともとはネットワークスペシャリストと同様にテクニカルエンジニアと呼ばれていて、平成21年の試験制度改正によって、現在の名称に変更された国家資格です。
情報セキュリティスペシャリスト
情報セキュリティスペシャリストとは、コンピューター情報システムにおけるセキュリティ 機能の開発、企画、運用、保守業務並びに情報システム基盤を整備し、情報セキュリティの機能の実現と共に、セキュリティの管理業務を技術的に支援する業務に従事する者に与えられる資格です。
基本情報技術者
基本情報技術者とは、情報処理技術者の資格の中では最も基本となる国家資格で、情報関連会社においては非常に用途の多いものとして重宝されています。
データベーススペシャリスト
データベーススペシャリストとは、情報システム開発プロジェクトにおけるデータベースの計画・設計・構築・運用などを行い、データベースを有効に使用できるようにする情報管理業務に従事する資格のこといいます。
プロジェクトマネージャ
プロジェクトマネージャとは、プロジェクトの計画と実行における総合的な責任を持つ者に与えられる国家資格です。
応用情報技術者
応用情報技術者とは、高度なIT人材としての方向性を確立し、そのために必要な応用的知識や技能を持った者に与えられる資格で、主にプログラマーやシステムエンジニアの方を対象としています。
情報検定
情報検定の資格は情報活用試験、情報システム試験、情報デザイン試験の三つの種類に分類されますが、それぞれの分野によって得られるスキルは異なります。
ホームページ作成検定
ホームページ作成検定は、日本情報処理検定協会によって実施されている検定試験で、資格を持っていれば受注を受けることもでき、収入に つながるようになります。
マルチメディア検定
マルチメディア検定の資格を取得するためには、デジタル画像やコンテンツデザイン、コンピュータシステム、通信・ネットワークなどの基礎的知識及び専門技術を習得しなければなりませんが、そのためにマルチメディア検定講座が設けられています。
CAD利用技術者
CAD利用技術者の資格とは、コンピュータを活用して製図や設計図の作成を行うCADシステムの利用技術を評価・認定するものです。試験には1級と2級があり、1級は機械・建築・トレースの3つの部門に分かれています。
CADトレース技能審査
CADトレース技能審査とは、CADシステムを利用して設計・製図などの図面作成業務をするにあたって必要となる技術や能力を評価する資格試験です。
建築CAD
建築CAD講座では、建築設計・製図における基礎的及び専門的な知識や建築図面の作図 方法などを学ぶことにより、実際に作図を行なうと共に、建築図面を読み描く力を養っていきます。
ワード講座
ワード講座では、文書作成の基本的な操作から実務に役立つ応用スキルまでを段階的に学ぶことができ、文書作成に必要なスキルを身に付けることによって、ビジネス社会のニーズに即応した文書処理能力を養うことができます。
エクセル講座
エクセル講座では初心者の方を対象に、エクセルの画面構成や数式の入力方法など基礎的なことから始まって、並べ替え、オートフィルター、集計機能などビジネス社会でよく使われる機能を学ぶことができます。
アクセス講座
アクセスの資格を取るためには、アクセスを活用したデータベースシステム構築技能を習得しなければなりませんが、講座を受講することで基礎から学ぶことができます。
パワーポイント講座
パワーポイント講座では、パソコンを使いながらパワーポイントを操作することによって、スライド制作の技術を学ぶと同時に、企業が重要視するプレゼンテーション能力を学習することができます。
パソコン検定講座
パソコン検定講座では段階別に学習ができ、他のパソコン関連の資格に比べると取りやすいとい う点で、パソコンを基礎から覚えたいという初心者の方にとってはうってつけの講座です。
ITストラテジスト
ITストラテジストの資格取得者には、情報技術に対する深い知識と経験を土台に、企業経営者の視点でシステムを企画・設計し、それを経営者に説明することのできる能力が要求されます。
ITパスポート
ITパスポートの資格試験は、社会人が身に付けておくべき基礎的な情報技術に関する知識を持ち、情報技術に携わる業務に就くか、あるいは担当業務に対して、情報技術を活用していこうとする者を対象としています。
ITサービスマネージャ
ITサービスマネージャはシステムエンジニアの中で、主に業務システムの運用管理責任者として認定された者に与えられる国家資格で、情報処理技術者試験のスキルレベル4に相当します。
システムアーキテクト
システムアーキテクトの資格は多岐に渡って活かすことができ、就職せずとも、在宅でアプリケーションの作成をするSOHOの方も最近増えてきているようです。