エンベデッドシステムスペシャリスト
エンベデッドシステムスペシャリストとはシステムエンジニアの部類に属し、主に特定の機能を実現するために家電製品や機械等に組み込まれるコンピュータシステムの開発設計担当者を対象にした、経済産業大臣によって認定される国家資格です。
試験は情報処理技術者試験センターによって、情報処理技術者試験の一区分として行なわれます。
もともとは、ネットワークスペシャリストと同様にテクニカルエンジニアと呼ばれていましたが、やはり平成21年の
試験制度改正によって、エンベデッドシステムスペシャリストに変更されました。
主な業務内容は、マイクロプロセッサー、システムLSI、メモリー、コントロール回路等を含んだ組み込みシステムの開発工程における開発、計画、実装、テスト、管理業務に従事することによって、設計書や仕様書を作成し、また各工程での作業を主導的に遂行する役割を持っています。
IT人材としての高い専門性が求められるため、テクニカルエンジニア試験の中でも水準の高い、高度情報処理技術者試験に含まれます。
しかし試験の合格率は平均11%ぐらいと、高度な専門職としては高い方ですので、エンベデッドシステムスペシャリストの資格は最近人気が集まっていて、講座を受講する方もけっこういるようです。
試験は4月の第3日曜日に行なわれ、午前と午後に分かれて実施されます。午前の試験は選択式、午後の試験は記述式と論述式になります。
最近ではIT企業においても、技術者をより多く確保するために、有望な社員にはシステムエンジニア関連の資格を優先的に取らせているところもあるようです。
そのため通信講座やセミナーも多数設けられていて、会社に通いながらでも資格の取得が可能となっています。
SEに関心のある方は、ぜひITブームで人気の高い、エンベデッドシステムスペシャリストの資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。
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