国家公務員2種

国家公務員2種

 

 

 国家公務員2種の資格は、国の行政を担当する中央省庁や税関、科学技術庁管轄の研究所、国立研究所・大学・病院など地方の出先機関での就職が可能で、幅広い採用枠のため、資格講座は根強い人気を持っています。

 

仕事の内容としては、事務、技術、研究業務などさまざまな業務がありますが、採用先によって異なってきます。
最初は中央省庁や出先機関で、行政および研究担当者の補佐をしながら、ゆくゆくは幹部候補として、または専門分野のスペシャリストとしての将来が見込まれています。

 

国家公務員2種資格試験の出題範囲は大卒程度で、1種とあまり変わりませんが、難易度においては1種より多少落ちます。

 

とはいえ、合格率は7%強と1種とほとんど変わらず、大学生の大半の人が資格の取得を目指しているため競争率が激しく、やはり難関であることには変わりはありません。
国家公務員U種の資格が大学生に人気のある理由としては、一度採用されれば定年退職まで解雇される心配がなく、週休二日制で退職金も出て、何よりも不景気に左右されず安定しているというのが大きいようです。

 

国家公務員2種の受験資格は、4月1日現在で満21歳以上29歳未満の方か、または21歳未満の場合、短大か高校を試験日の翌年3月までに卒業の見込みのある方となっています。

 

試験には第1次試験と第2次試験があり、第1次試験は教養試験と専門試験、そして論文の三つに分かれています。
第2次試験は人物試験ですが、これは一般に面接試験の事を指し、公務員としての業務を遂行するにふさわしい人間性を兼ね備えているかどうか、その人を評価するためのものです。
これらの試験の合計点数が合格最低点を越えると、最終的に合格となりますが、地域的に関東甲信越地方が申込者数、最終合格者数共に全国で最も高い数値を表わしています。

 

国家公務員2種の資格試験講座は、1種に比べて1年間の長期講座が多く、受講料はスクールによって違いますが、大体30〜35万円ぐらいで受けられます。

 

受講回数は230回前後で、一年という長期講座のため、平日はほとんど毎日受講しなければなりません。

 

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国家公務員2種の資格試験講座は、1種に比べて1年間の長期講座が多く、受講料はスクー ルによって違いますが、大体30〜35万円ぐらいで受けられます。
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国税専門官
国税専門官の資格試験は何といっても合格率が高く、また安定した職場として、公務員の中で も狙い目であるといえます。
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参議院事務局職員
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