基本情報技術者
基本情報技術者とは、情報処理技術者の資格の中では最も基本となる国家資格で、情報技術全般に関する基本的な知識や技能を持ち、実践的な能力を身につけた者に与えられます。
主な業務内容は、情報システム開発プロジェクトにおいて、上位技術者の指導のもとに内部仕様を策定し、それに基づいたプログラムの設計、開発、そして動作テストの実施などを行います。
このような一連の作業を実施する上で、コンピューターの科学基礎とコンピューターシステムの開発、運用など基本的な技術や知識が求められます。
特に、将来SEやプログラマーを目指す方の登竜門となっており、その分野に進む方たちにとっては必須の資格となっています。
基本情報技術者の資格は、情報関連会社においては非常に用途の多いものとして重宝されています。
就職の際にも、資格取得者を優先的に採用したり、また企業の側でも独自に講座やセミナーを開くなどして、資格の取得を呼びかけています。
資格所持者には資格手当てを支給している会社もあり、それだけ企業にとって求められる資格であるともいえます。
資格の取得によって情報処理技術に関する基礎的な知識が得られますので、その知識を下に、1段階上のレベルの応用情報技術者試験に挑戦してみるのもいいのではないかと思います。
試験は毎年2回、4月と10月のそれぞれ第3日曜日に行なわれ、午前と午後に分かれますが、共に選択式となっています。
合格基準は正解が60%以上、合格率は16%ぐらいで難易度はそれほど高くはありません。
しかし出題範囲は、コンピュータ科学基礎・コンピュータシステム・システムの開発と運用・ネットワーク技術・データベース技術・セキュリティと標準化・情報化と経営など多岐にわたっており、更にコンピュータ言語のプログラミングに関する問題も出されますので、幅広い知識を習得する必要があります。
学習の進め方としては、講座の受講で知識を詰め込みながら、過去門を繰り返し解くことによって実践力を積み重ねていったらいいと思います。
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