刑務官
刑務官とは、刑務所や少年刑務所、拘置所などの刑事施設において、被収容者に対する改善指導や矯正教育を通じて社会復帰の実現を助けたり、逃走や証拠隠滅の防止、また刑事施設の保安警備、並びに管理運営などの業務に携わる国家公務員資格のことをいいます。
仕事は割とハードですが、それだけやりがいもあり、本当の意味で人と接し、人を正しい道に指導する仕事をやりたいという人にとっては、うってつけの職業であると思います。
刑務官が受刑者に行なう具体的な指導内容は、日常生活や職業訓練、また悩みごとに対する指導などがあり
、刑の執行開始時にも指導が行なわれます。
刑務官には、男性の被収容者に対して矯正指導を行なう刑務官Aと、女性の被収容者に対して矯正指導を行なう刑務官Bがありますが、受験資格は、刑務Aが満17歳以上29歳未満の男子で、刑務Bは、同じく年齢が満17歳以上29歳未満の女子となっています。
資格試験には、第1次試験と第2次試験があり、第1次試験は一般的な知識や知能が問われる教養試験と
、文章の表現能力や理解力などが問われる作文試験とで構成されています。
第1次試験合格者は第2次試験を受けることができますが、この第2次試験には、面接のほかにも身体
検査、身体測定、体力検査などが含まれ、体力検査は多少ハードな感があります。
しかし試験の合格率は、平均すると15%〜20%ぐらいになり、これは他の公務員の資格試験に比べると2倍以上もの数値になりますので、取りやすいといえば取りやすいといえます。
合格を確実なものにするためには、通信講座やセミナーによる講座を受講するのが、やはり合格への最短の近道になると思います。
刑務官は公務員職なので、講座も多数開かれていて、1年ぐらい通信講座やセミナーを通してみっちりと勉強すれば、合格するのはそう難しくはありません。
講座の受講料は半年間で20万円前後ですが、専門学校によっては、現役の高校生の場合、学校の先生の推薦状があれば受講料を割引にしてくれるところもありますので、よく確認してから決めるようにするのが良いと思います。
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- 国家公務員2種
- 国家公務員2種の資格試験講座は、1種に比べて1年間の長期講座が多く、受講料はスクー ルによって違いますが、大体30〜35万円ぐらいで受けられます。
- 国家公務員3種
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- 国会議員政策担当秘書
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- 国税専門官の資格試験は何といっても合格率が高く、また安定した職場として、公務員の中で も狙い目であるといえます。
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- 刑務官は公務員職なので、講座も多数開かれていて、1年ぐらい通信講座やセミナーを通してみっちりと勉強すれば、合格するのはそう難しくはありません。
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