電気通信主任技術者
電気通信主任技術者とは、モールス信号をはじめ、電気的に映像、音声、文字などの信号を伝える事業用電気通信ネットワークの工事や維持、またその運用に関して監督する者に与えられる国家資格で、試験は財団法人日本データ通信協会によって行なわれます。
主な職務は、ネットワークの安全性と信頼性を確保するために、通信システムエンジニアの監督業務とネットワーク全体の管理をすることとなります。
電気通信主任技術者は、伝送交換主任技術者と線路主任技術者の二つに区分されますが、それぞれの監督範囲は、電気通信事業用に使われる伝送交換設備と線路設備とに分けられます。
線路設備といっても鉄道の線路のことではなく、電信柱に結ばれた電線や地中に埋設された通信線などの配線設備のことをいいます。
一般に電気通信サービスを提供するNTT、KDDI、ソフトバンクなどの電気通信事業者は、電気通信事業法によって電気通信主任技術者の選任が定められています。
受験資格は年齢制限や男女の区別がなく、どなたでも受験できますが、受験料が18700円と割と高めです。
また試験科目の免除制度があり、学歴、保有資格、実務経験等さまざまな条件によって適用が異なりますが、電気通信主任技術者試験認定学校で所定の科目を取得して卒業すると、電気通信システムの科目が免除されます。
電気通信主任技術者の講座は企業が行なっていることが多く、コンピューターやインターネットなどのITを通じて行なわれる「E-ラーニング 電気通信主任技術者」で検索すると、オンライン講座に関するあらゆる情報が得られるはずです。
特に昨今は通信技術の向上に伴ってIT企業の成長が著しく、各企業側でもITに関連した技術者の育成に力を入れています。
そのため企業自らが講座やセミナーを開いているわけですが、特にITエンジニアには人気の高い資格となっています。
就職や転職にも活かせますので、講座受講による資格取得がお勧めです。
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