ITサービスマネージャ
ITサービスマネージャはシステムエンジニアの中で、主に業務システムの運用管理責任者として認定された者に与えられる国家資格で、情報処理技術者試験のスキルレベル4に相当します。
以前はテクニカルエンジニア(システム管理)と呼ばれていましたが、平成21年度から試験の出題範囲と形式に変更が加えられると共に、現在の名称に改められました。
ITサービスマネージャの資格は、情報システムの包括的な企画・構築・運用及び継続的な改善と品質管理を行なうことによって、情報システム全体についての安定した稼働を確保し、また障害発生時においては、被害を最小限に留めることのできる総合的な管理能力を有した者に与えられます。
安全性と信頼性の高いサービスの提供を行う者としての認定を受け、資格の対象となるのは、情報システムの運用管理に3年以上携わったことのある実務経験者を想定しています。
試験は毎年10月の第3日曜日に実施されますが、午前と午後に分かれていて、午前は四肢択
一式、午後には記述式と論述式で行なわれます。
試験問題のレベルは、従来のテクニカルエンジニア(システム管理)試験とほぼ同様ですが、出題内容において企業の経営管理に関する面が補完され、より重視されるようになりました。
出題範囲にはハード及びソフトウェア・ネットワーク・施設・設備など情報システム管理全般にわたった内容が含まれ、非常に幅広い知識が要求されますので、独学での合格はほぼ不可能であると思われます。
そのためセミナー講座や通信講座を活用するのが望ましいですが、これも短期間の受講ではなかなか難しいと思われますので、1年ぐらいみっちりと勉強することをお勧めします。
それでもITに関連した業務の実務経験が全くないという方の場合は、かなり苦戦を強いられるようになると思いますので、レベルを少し下げた他の資格講座を受講して、まずは他の資格を取ってから、段階的にITサービスマネージャの資格を目指したら良いかと思われます。
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