国家公務員3種

国家公務員3種

 

 

 国家公務員3種の資格を取得すると、国家の行政機関、あるいは特定の独立した行政法人などで、政治行政に関わる一般的事務や技術的業務に携わることができます。

 

就職先は各省庁の研究所や地方整備局並びに運輸局、税関、税務署など、主に地方の出先機関で行政の現場に長く携わるようになります。
そのため国民と接する機会も多くなり、担当する仕事は地域への奉仕という色合いが強くなります。

 

仕事の内容は分野によって異なりますが、庶務や経理などの一般事務、税務署での税金の調査や徴収、専門分野での技術的業務などに分けられます。

 

技術的業務は管轄する省庁によって業務の内容が大きく変わってきますが、電気・情報、機械、土木、建築、農業、農業土木、林業の分野でそれぞれ専門的な業務に取り組むようになります。

 

試験区分は行政事務、税務、技術系の三つに別れていて、受験資格は税務の場合が、受験する年の4月1日の年齢が17歳以上20歳未満の者、税務以外は4月1日の年齢が17歳以上21歳未満の者となっています。

 

試験は1次試験と2次試験に分かれていて、行政事務と税務の場合は1次試験が教養、適性、作文の3項目、2次試験は行政が面接試験、税務は面接に身体検査が加わります。
また技術系の場合は1次試験が教養と専門、2次試験は面接になります。

 

国家公務員3種の資格は、職場が安定しているため人気があります。通信、通学講座も充実していて、資格を目指して講座を受講している方もかなりいるようです。

 

それだけ国家公務員資格の中では、受かりやすい資格であるということの表れではないかと思われます。

 

試験の合格率も7.5%と、国家公務員1、2種に比べて多少高く、難易度もそれほど難しくはなさそうです。

 

講座は10ヶ月のコースで20万円弱で受講することができ、通いのほかにもオンライン通信講座もあります。
また過去の問題集を多数収めた書籍もたくさん出回っていますので、独学で資格取得を目指す方にも、この国家公務員3種の資格は向いているのではないかと思われます。

 

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国家公務員3種関連エントリー

国家公務員1種
国家公務員とは国によって任命された、国の公務に従事する職員のことで、特別職と一般職の2つに分けられます。また種類別には1種、2種、3種に分類されますが、国家公務員1種は高級官僚職に就くエリートのことを指します。
国家公務員2種
国家公務員2種の資格試験講座は、1種に比べて1年間の長期講座が多く、受講料はスクー ルによって違いますが、大体30〜35万円ぐらいで受けられます。
国家公務員3種
国家公務員3種の資格は、職場が安定しているうえ、受かりやすい資格でもあるため人気があります。そのため通信、通学講座も充実しています。
国会議員政策担当秘書
国会議員政策担当秘書の資格とは、国会議員の公設秘書として国会議員の政策立案、および立法活動などを補佐する役割を持った専門職の資格のことです。
国立国会図書館職員
国立国会図書館職員の資格にはT種、U種、V種、V種技術の4種類があり、受験資格はそれぞれ若干の違いがありますが、独学では合格はほとんど難しいといわれています。
文化庁発掘調査研究職員
文化庁発掘調査研究職員の資格試験の合格率は他の国家公務員とあまり変わりませんが、難易度はそれほど高くなく、給与は国家公務員T種の資格所持者とほぼ同じです。
社会教育主事
社会教育主事の受験資格は4つに分けられ、かなり厳しいように思われますが、試験の合格率は10%ほどで、国家公務員試験に比べると易しく取りやすい資格であるといえます。
労働基準監督官
労働基準監督官は定期監督、申告監督、災害時監督・災害調査、再監督などに分けられ、定期的に工場や事業所に立ち入り、帳簿・書類の点検、調査、設備機械や器具などの性能および安全装置の検査などを行ないます。
国税専門官
国税専門官の資格試験は何といっても合格率が高く、また安定した職場として、公務員の中で も狙い目であるといえます。
法務教官
法務教官とは法務省に所属した国家公務員であり、法務省各矯正管区の少年院や少年鑑別所において、非行を犯した少年に対して矯正教育を行なうことを職務とします。
刑務官
刑務官は公務員職なので、講座も多数開かれていて、1年ぐらい通信講座やセミナーを通してみっちりと勉強すれば、合格するのはそう難しくはありません。
衆議院事務局職員
衆議院事務局とは衆議院を補佐するための機関で、衆議院の事務を執行するための役割を果たします。その機関で衆議院の議院活動を補佐する資格を持った者が衆議院事務局職員です。
参議院事務局職員
参議院事務局職員の資格は、衆議院事務局職員と同じく政治に深く関連した特別職の国家 公務員ですが、参議院事務局で参議院の議院活動を補佐する役割を随行します。
裁判所事務官
裁判所事務官とは、裁判所内の事務局に配置され、裁判を合理的かつ効率的に運用してい くために、総務課、人事課、会計課、資料課などで裁判の手続きや訴状の受付、一般会計事務など司法行政全般にわたった業務に従事する国家公務員の資格です。
家庭裁判所調査官補T種
家庭裁判所調査官補T種の具体的な仕事内容は、家事係では離婚や財産相続など家族、親族間に起こった紛争などについて当事者やその他関係者との面接及び調査を行い、裁判に必要な報告書類の作成などを手がけます。